大崎こども園(佐賀県)

自然の光を多く取り入れる大きな窓

室内に自然の光を多く取り入れられるように、園舎の設計時にできるだけ窓を大きくとるようにしたそうです。乳児の部屋には低い位置に正方形やひし形の小窓をつけて外を眺められるようになっています。

自然をモチーフとしたえほんコーナー

L字の形をした園舎の中央にあるえほんコーナー。木の形をモチーフとして、かわいいゲートと本棚をデザインしました。ゲートをくぐった中では、ベンチでじっくり読んだり、床に座ってみんなでいっしょに読んだり…それぞれ自由に本を楽しみます。

エントランスを飾る子どもたちの「いけばな」

エントランスに設置した下駄箱は、スペースに合わせて特注で製作しました。上段の扉付きは先生用、下段のオープン棚は園児用になっています。下駄箱の上に飾っている「いけばな」は年長さんが活けたもの。日本の伝統的なことに触れる機会を設けて、子どもたちの感性を育みます。

立腰教育、漢字教育を保育に取り入れています

腰骨を立てて姿勢を正す「立腰教育」や、幼児期は文字の形に意味のある漢字のほうが、ひらがなよりも理解しやすく言葉の能力が身につく、という考えに基づいた「漢字教育」などを保育に取り入れています。フラッシュカードを使った、言葉のカード遊びを通して言葉を覚えていくそうです。下駄箱やロッカーの名前も漢字表記になっています。

壁面にピッタリあわせたロッカーなど収納家具も製作しました

乳児のロッカーは、特注サイズで製作。壁面にピッタリ収まっています。保護者が使う廊下側は扉がついているので見た目がスッキリ。保育室側は扉が無いオープン収納で荷物が取りやすくなっています。幼児のロッカーは樹脂製のトレーが綺麗に収まるサイズになっています。

クラス名にちなんだ保育室のデザイン

クラスは色の名前になっています。サインプレートには色にちなんだイラストと妖精が描かれていてかわいい雰囲気です。園舎全体の色はナチュラル、白、淡いグリーンで統一されていますが、各保育室の壁は1面のみクラスの色が塗られています。

豊かな自然に囲まれた広々とした園庭で外遊び

園は山や川などの豊かな自然に囲まれていており、子どもたちと一緒に採ったザリガニ、すっぽん(!)などの小さな生き物を飼育しているそうです。広々とした園庭では子どもたちが遊具で遊んだり、虫を捕まえたり、はだしで元気に遊んでいます。

イメージキャラクターはブレーメンの音楽隊

みんなで一緒に仲良く協力し合うということから園のイメージキャラクターは、ブレーメンの音楽隊。園舎の屋根についた風見鶏や園の装飾などにたびたび登場します。