社会福祉法人世田谷共育舎
芦花の丘かたるぱ保育園(東京都世田谷区)
地域・保護者・保育者が共に子どもを育てられる環境づくり
地域・保護者・保育者のつながりの中で 子どもたちが生き生きと育まれる保育園
東京都立蘆花恒春園内にある芦花の丘かたるば保育園。「共に育て、共に育ちあい、地域との共生を図る」という理念を基に、地域とのつながりを大切にし、「地域・保護者・保育者が共に子どもを育てられる環境づくりをされています。
各教室の様子がうかがえるエントランスホール
エントランスホール 玄関を入ったところは、大きな吹き抜けのあるエントラン スホール。各教室に面した壁は全てガラス窓となっており、 他のクラスの様子を感じることができます。
地域とのつながりが生まれる縁側
公園を訪れる地域の方にも利用してもらえるよう に、軒先には縁側を設置。窓面も大きく開口でき、 地域と園との交流の場として活用されています。
エントランスを利用した おしたくスペース
エントランスには下駄箱や帽子 掛けを兼ねた「フックペンチ」 を設置。登園、降園時にしか 使用しないものを収納すること で、保育室の荷物を減らすこと ができます。
「かぜのへや」は子どもたちの 秘密基地
エントランスホールにあるロフト「かぜの へや」へは二階に上がる階段の途中から 潜って入ります。子ども同士や、先生とな いしょ話をする秘密基地になっています。
収納で活動ごとに空間を仕切る
○・1歳児室は異年齢保育。それぞれの子どもたちの発達に合 わせた活動ができるように、広い空間を収納で細かく仕切って います。障子で仕切った和室は気持ちが落着くスペースです。
多摩産材を 使ったイス・テーブル
イス・テーブルは東京都の木 材「多摩産材」で製作した系 具を導入いただきました。素 材を活かしたやさしい肌触り です。
いろいろなあそびが用意されています
3・4・5歳児室は大きな1フロアを収納家具で間仕切りし、いろいろな遊び のコーナーやおしたくの空間として使用しています。各収納家具はキャスター 付きで子どもの興味や成長に合わせてレイアウトが変更できます。
体を動かして遊べるロフト「もりのいえ」
部屋の中央には高い天井を活かしたダイナミックなロフト「も りのいえ」が設置されています。室内にいながらにして、すべり 台中ボルダリングなど体を動かして遊べるようになっています。
人の気配が感じられる「もりのベンチ」
エントランスの吹き抜けに面した階段状の「もりのベンチ」。 吹き抜けからは、1階の子どもたちの様子を見ることができ、 階段状の極の上にのぼると、公園の様子がめられます。
広々としたランチルーム
3:45児のランチルーム は広々とした空間に、キッチン カウンター、手洗い用のシンク、 専用のイス・テーブルが機能 的に配置されています。ゆった りとした気分で食事ができます。
工房で作られるこだわりの食器
お茶やお皿などは先生方が工開を見学し て決めた、こだわりの木製食器。傷がつい たら削り直しができるそうです。 家具は東京都の木材「多摩産材」を使った ヒノキのスツールやテーブルを使用していた だいています。
Interview 中村淳子 園長先生
当園のコンセ プトは「つな がる」。この 地域は地方 からの方も多く、近所に知 り合いのお年寄りもいない。 この場が地域をつなげる役 割をはたしていければと考え ています。園の構造も「つ ながり」をコンセプトに、オー プンな「つながりのある空 間」を目指しています。